【介護ノウハウ】1秒で変わる介護
今、介護のセミナーやYouTubeで話題になっている
現役作業療法士の安藤さんについてご紹介したいと思います。
安藤さんの生み出すノウハウは、現場でも活かせることも多く 見ていてとても勉強になります。 YouTubeで投稿されている動画などは、現場ですぐ活かせるものも多いので是非参考にして頂きたいと思ってます。
先日、私の職場でも安藤さんのセミナーの受講した方が 施設内研修で安藤さんのセミナーで学んだことを紹介していました。 今回はそのことを取り上げてみたいと思います。
1秒で変わる介護
それは タイトルにもある1秒で変わる介護ですが、 それは、「ほんの1秒」が信頼につながる。 というものです。
研修の中では4つの小技を紹介していましたが、 今回はわかりやすい1例を紹介したいと思います。
それは、 『意志が感じられる立ち上がり、 手・道具を差し出して1秒反応を待つ』 です。
例えば利用者さんに「立ち上がりましょうか?」と声をかけます。 その際に、普段の私達は立ち上がり動作の時に、 利用者さんの手を、手すりやサイドレールなどに 手を握らせる動作を行うことが多いかと思います。
実際に僕もそうしていることが多いです。
「はい、立ちますよ。手すりを持ってくださいね。ここです。」
みたいな感じですね。
しかし、介助動作の前に声掛けをし、その際に『1秒だけ反応を待つ』のです。 心の中で「い~ち」と数える。
その時、利用者さんは自ら手を手すりにかけようとするかもしれません。 こちらの顔色を伺っているかもしれません。 頭の中に「?」が浮かぶかもしれません。
私達は普段介助する際、声掛けと同時に介助動作を始めると思います。
これが日常です。
しかし、この『ほんの1秒』は、 利用者さんに『ちょっと考える隙』を与え 自分で考え行動するきっかけを与えることができるのです。
たとえ頭の中に「?」が浮かんでもです(笑)
私達は普段から日常の中で忙しなく動き活動をしています。 現代は特に仕事をしている方は朝早くから夜遅くまで仕事です。 学生さんは学校が終わればその後は塾などに通う方も多いと思います。 私生活で介護をしている方は特に時間もなく忙しい毎日を送っていると思います。
時間もなく、暇もあえて作らないといけない現代、 そんな中でも 『たった1秒』だけでもいいのです。
立ち止まって考える隙間をちょっと作る。
これだけでも余裕が生まれてくるものです。
少し話が脱線してしまいましたが、 この『ほんの1秒』は 利用者さんの意思を守ることにもなり、 尊厳を守ることにも繋がります。 それは信頼にも繋がり、安心して介助させてもらえるきっかけにもなります。
介助者側も一呼吸置く時間を作ることもできるので ちょっと焦っていたり、 イライラしてしまっているときでも
『ほんの1秒』と心に留めて頂き、 現場でも家での介護に活かして頂ければと思います。
現役作業療法士 安藤祐介さんのコンテンツ
興味を持たれた方は下記の安藤祐介 私設ホームページに足を運んでみてはいかがでしょうか?
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